医師の仕事とは?

健康情報

こんにちは、たくやです。

最近どのテレビをつけてもコロナ感染症のことばかり、専門家が色々言っていますが結局のところ解決策なんてのは誰にも分らないわけで。不安を煽るようなネガティブな報道ばかりです。感染者が減少してきているニュースで明るい兆しがありますが、確立されたワクチンが開発されるまでは、見通しが立たないような気がします。

今回の感染症の恐ろしいところは2点。一つに、感染力が強く、ある一定確率で重症化して死亡するリスクがあるということ。そして、未知なるウイルスのため特効薬もなく、初期対策として「人間の行動を制限する」対応をせざるを得ない、結果として経済活動が止まり、経済が死んでいくことです。

ピンチはチャンス、という言葉があるように、コロナ感染症が人類に挑戦状を突き付けているのかもしれない。今まさに行動力が問われているのかもしれない。そんな事を考えながら今日もパソコンと向かい合います。

さて、題名の通り実は僕、整形外科医なんですね。外来診療もすれば、メスを握って手術することもあります。皆さんの中で、「整形外科」に受診したことのある人はどれくらいいるでしょうか?当然、高齢者が多いというイメージは予想通りだとは思いますが、整形外科の患者さんは他の科に比べて若い人も多い印象です。

整形外科に限らず、病院に行ったことがある人の中には、ぶっちゃけ色んな不満を感じることがあると思います。病院が大好き!なんて人はいないですもんね?

診療をしている側の僕が感じること、患者さん側が感じるであろう不満点があるはずです。今回は、外来診療における世の中の「不」について、それの解決策があるのか?を自分なりに考えをまとめてみようと思います。

外来の待ち時間が長すぎる

はい。すみません。

僕らも努力しているんですが、それにしても待ち時間長いですよね。大きな病院や町のクリニックでも事情が変わるようですが、なぜ病院の外来はこれほど待つのでしょうか?

とにかく効率が悪い!

これに尽きると思います。

初診の方で「今日はどうされましたか?」みたいな問診票を書くことあると思います。それを見て、やる検査や診察内容を考えて診察室に呼び込みます。当然、定期的な薬を処方するだけの再診患者さんより初診の方は時間がかかる。

必要に応じて検査が必要ですし、場合によっては検査するのに同意書が必要だったり、手術が必要と判断する(骨折していたり)場合は手術前検査や手術説明が必要で、書類作成に追われます。特に外傷患者さんで「激痛で悶えています!」、「血が吹き出しています!」といった患者さんはなるべく優先して診るべき患者さんです。

となると、再診で予約通り来ていても待ってしまうことになる。

「薬をもらうだけなのに。。。」

そう思って1時間も2時間も待たせてしまうという心苦しい現状があります。

ここからは自分の勝手な空想論かもしれませんが、初診の人が予め予約する時にオンラインで今日の外来の込み具合が事前に分かるとか、予約をネットから出来るようにして症状や病歴を入力できるフォーマートがあれば、もっと効率よくスムーズにできないでしょうか。

それに、定期処方で症状が安定している方は果たして病院に受診しなければならないのか?しかも、現在のようなコロナ感染で病院に人が集まること自体、感染拡大のリスクが高くなる訳で、できれば受診したくないなって方もいると思うんですね。

日本ではまだ浸透していない「オンライン診療」が可能になれば、少しお話して患者さんも医師の顔を見て安心するでしょうし、処方の配送サービスが可能であれば自宅にいながら全て完結できる。

仕事を頑張っているサラリーマン・キャリアウーマンや、小さなお子さんがいるお母さんは、そもそも病院に気軽に行く時間が取れない。病院には「気軽さ」が足りません。

もちろん、実際に診察しないと分からないこともありますが、明らかな軽傷患者さんであればそのために何時間も待つことは効率的でしょうか?

何時間も待って「湿布出しときますね~」で終わりでは、不満もたまるでしょう。。

医療現場での「効率化」はかなり遅れている

優秀なエンジニア達によって世の中がどんどん便利になり、「効率化」が求められる時代になっているにも関わらず、医療現場においてはこの限りではありません。

実際に自分が働いていて、もっと便利になるはず、とかもっと効率よく診察できるはず、っていう世の中の「不満」を多く感じます。

医師でありながら自ら起業し、オンライン診察や予約システムの開発などを掲げた、有能なベンチャー企業も散見されますがまだまだ日本全国には浸透していないのが現状です。

自分がもし病院を経営するのであれば、スシローみたいな予約システムって素敵だと思うんです。スシロー大好きなんで(笑)

今、どのくらい混んでいる?あと何分待ちなの?が病院に行く前から事前に分かる。その時間を有効に使えるはずです。今は50,60歳の年代の方でのスマートフォンを持つ時代ですし。子供を連れて、病院で何時間も待つって、世の母親は大変だと思います。

それに、テクノロジーがこれだけ進んでいるのに、医療用介護ロボットはまだまだ普及には至りません。ロボットに介護されるなんて!っていう抵抗感は確かにあるかもしれません。人の温もり、には代えられないものがあるし、医療という現場において最も大切なことの一つかもしれません。

だけど、介護問題って本当に大変ですよ?

超高齢化社会に伴って膨れ上がる社会保障費は、社会保険料では到底まかないきれず、その半分近くを国の公費で負担している。

日本は世界でも有数の平均寿命の高さを誇りますが、健康寿命(介護などを必要とせず健康でいられる年齢)とのギャップは埋まっていないんです。介護業界の人材不足はますます深刻に。海外からの人材派遣も盛んに進んでいますが、言語の壁、文化の違いが問題視されます。

やはり介護ロボット、必要だと思う。医療現場をよく知っている医療従事者が広めるべきだと思うんですが、どうでしょうか。

ウィキペディアで「医師」と調べると、

「医療および保健指導を司る医療従事者のこと。医学に基づく傷病の予防、診療および公衆衛生の普及を責務とする」と書いてあります。

病気を治すだけが医師ではない。その予防に努め、国民の健康的な生活を守ること、世の中の仕組みを改善させるために汗を流す医師がもっと増えてもいいのにな、と思う今日この頃です。

医師は学生時代からたくさん勉強して、医学のエキスパートとなるべく努力してきた人達です。だけど、一点集中型のためか視野が狭いことが多々あるし、ある意味本当に世間知らずです。自分がそうであったように。

社会貢献の使命を果たすため、様々な角度、切り口で世の中を変えていける柔軟な人間になりたいものです。

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